国際平和巡礼トップへ イベント&最新情報 オーストラリアの日程 日本の日程 呼びかけ文 賛同のメッセージ
ご協力ください みんなの手形募集! リンク集 日記&BBS よくある質問です お問い合わせ


お待たせしました!写真&レポートです@
画像をクリックすると大きく表示されます。


写真&レポート@へ 写真&レポートAへ 写真&レポートBへ 写真&レポートCへ 写真&レポートDへ 写真&レポートEへ


そのB*元旦*
2004年元旦
南オーストラリア・ロシエルより〜国際平和巡礼元旦レポート

今日は、何日だろう?すっかり日にちの感覚がなくなっている…。ロックスビィダウンズを出発してからというもの、魔法にかかったように素晴らしい瞬間が凝縮された、長〜い毎日を私たちは送っている。時計を忘れ、腹時計と5キロづつ正確に刻む標識を頼りに過ごす毎日。朝には歩みを止めて新しい太陽を迎え、夕方には希望に輝く地平線に消えてゆく夕陽へ感謝を込めて見送る…そして私たちの頭上には、素晴らしい星空!

毎日歩く距離は大切だけど、今日が何日かはあまり気にならなくなった。その距離でさえ、心臓の音と太鼓の音に身を任せながら歩けば、いつしか意識が遠いところへ行くので気にならない。行き交う車からは、驚いたような顔や応援のクラクション、そして時にはポジティブな方向へ夢を見ながら歩く私たちへ、中指を立てて最後の抵抗を示そうとする人もいる。ものすごいスピードで行き交う車を見ながら、ふと、真夏に南オーストラリアの砂漠を歩く我々がおかしいのか、それともこのスピードの中に生きる人々がおかしいのか…そんな事をふと思ったりもする。

皆が狂ったように思うこの巡礼、これがきっとこの狂った世界への、健康的でまっとうな答えなのかもしれない。

遠い昔に歩いた巡礼者たちの足音が、巡礼の旅という場所に行き着くその響きが、わたしの血や骨の中で躍動する。満身創痍、きっと切り裂かれた大地をコンクリートで固めた上を歩いているからであろ。体だけでなく心さえも痛み始めている。トラックの運ちゃんたちは、ハイウェイの壮大なドラマを体験している、巡礼団というもう一つの集団に思いのほか好意的だ。だが、つい数日前、満天の星空の中歩き始めた我々が、闇にまぎれて後ろから来たトラックにぶつかりそうになるという、トンデモナイ事件があった。

ここで付け加えたいのは、日々私たちの巡礼のプロセスが成長を遂げていることである。それは、個人の思いと全体の目的がどのように交わるか…という、ものすごく抽象的なグループのあり方から、荷物の積み込みや誰が今日は食事の準備をするか、誰が横断幕を持って歩くか、そしてその日どこで休憩して、どこで一晩を過ごすかなど、具体的な決定まで、そう、私たちにとって効率的に様々なことが進んでいくのは本当に素晴らしい!

偶然通りかかったスティーブ・スミスという親切な救急隊員の好意で、大量の蛍光テープ付きの上着が寄付された。それを着て、皆すっかり道路わきで働く工事のおじさんの気分になっている(ただし、彼らほどタバコを吸わないし、シャベルの使い方も上手になれないけど)。相変わらず道路際の危なさは言うまでもなく、向かってくる車から私たちの姿が見えるように、歩き始めた頃からずっと車の流れと反対の方向へ歩いている。ただ時々、対向車が追い抜きにかかると、いわゆる「巡礼者のテリトリー」と私達が呼んでいる道路脇にまで車が入ってきて、つい先日、まだ暗いうちに追い抜きにかかったトラックの運転手が、突然闇の中から二十五人の人影が現れたので、驚いてものすごい勢いで走り去った。この後数日間、どうも我々のことが無線ラジオで流れたらしく、行き交うトラックからものすごい抗議のクラクションが降ってくるようになった。それが夜中じゅう続くこともあったので、静かなひと時はかき乱されてしまったのである。(中には全く気にせず寝ていた人もいたけど)こうして、グループの中でも何人かが、素晴らしい旗の振り手としてノミネートされ、例えばスコットランドを代表するアリやフランス代表のマキシムによって、通り過ぎる車のクラクションも、心地良い励ましのトーンに変わった。

トラックの運ちゃんへ、そして彼らが日々直面する狂ったような出来事に、心から敬意を表したいと思う。どんなラジオ局よりも、レッドネック(いわゆる白人優位主義者)ドライバーの使うこの無線ラジオが、私たちの動きを広める最高の情報源になっているから。この事で、どれだけの人々がクラクションを鳴らして声援を送ったり、手を振りながら通り過ぎたり、中には話を聞きにわざわざ車を止める人々もいる。またはエホバの証人のメンバーが布教に来たり、食べ物や飲み物を持ってきてくれる親切な人もいた。

この手紙は、今日の休息日に泊まっている、ロシエルという町のなんと、フットボールクラブの中で書いている。今日は、マラリンガでの核実験の生存者が二人、ここに来ている。そのうちの一人、エイボン・ハドソン氏は、核実験の当時は空軍にいた帰還兵で、実験の後、核産業の腐りきった内部と、機密に包まれた実態の内部告発を続けている。彼らは最近「フォールアウト(降下物)」という題名の本を出版したばかりだが、これはマラリンガとエミュージャンクションで行なわれた核実験によって、どれだけの量の放射性降下物がオーストラリア全土の大都市に降り注いだか、を書いている。エイボンは典型的なおじさんで、ここで過ごした午後の間、ずっと第二次世界大戦当時の陰謀や、彼の軍での経験、大恐慌の中で育った少年時代、そして彼が育ったこの地域の歴史について話して止まらない。新しい平和な世界を作っていくためのアイディアや、この現政権をどうすれば良いのかなど、彼は素晴らしい意見を持ったカリスマ性たっぷりのリーダーである。この町の評議会のメンバーでもある彼は、私が今まで出会った中で、最も古いアナキストだと思う。
彼はもうだいぶ年を取っているけれど、ぜひ広島に来て大きな会議で話をしてもらいたいと思う。
ポートオーガスタでは、たいさんのフレンドリーなアボリジニの人々が遊びに来てくれて、ロックスビィダウンズで会ったクンガの何人かも、わざわざバスで会いに来てくれたのだった。中でもボビーは、マーベルクリークという実験場から100キロほどしか離れていないところで、爆発を見ていた話をしてくれた。ポートオーガスタでの最後の晩に、アボリジニのコミュニティをみんな招待したバーベキューでは、川沿いの公園にたくさんの人が集まって、遅くまで歌ったり、楽しいひと時にだった。でも、次の日はまた朝早く、明るく、楽しく新しい一日を始めなければならないので、早めに切り上げて眠りについた。最近、マーカスとノボルがよく寝ながら歩いている。ノボルは時々、道に立っている棒にぶつかって起こされてるけど…。

フリンダ−ズ山脈を過ぎて、平原に入ってからは緑も増えて、景色の変化とともに私たちの歩みも進んでいる。真っ白い塩湖の合間に、小麦畑が見え隠れして、段々と農業地帯に入りつつあることを感じている。かつて栄えていたであろう閑散とした小さな町でも、地元の人は親切で、色々な話をしながら何かとお世話を焼いてくれる。ポートジャーメインでは、きれいな砂浜に泊まって、地元からは食べ物の寄付もあった。その晩は、ものすごい蚊の猛攻撃にあったので、みんな一晩中唸りながら眠りにつこうと必死だった。いつも、寝ている時に限って、私たちを試そうとする力が働くのか、つい先日は突然真夜中にものすごい突風が吹き始めて、アデレードまで吹き飛ばされるかと思った。

歩く、という事は、全て心理的な問題であって、その日歩く距離が思っていたより短くて、早めに到着した時は最高!ただし、その逆もあり得るのである。でも、あるところまで行くと、時間が曲折して、延びて緩やかになり、まるでヨガのポーズのように、気付いたら時間が流れているような状態にある。

暑い時、空気は動きを止める。風があれば、吹き始める。そう、ウォーカーは風が大好きである。疲れきった体を、涼しさで包んでくれる、そんな風が大好き!風がない時の道路は、まるでオーブンのようで、しばらくすると、まるでウェルダンに焼けた気分になる。だから、鳥よりも早く起き出して歩き始める。気持ち良い外で寝るのも、毎日朝焼けの中新しい一日が始まるのも、贅沢な瞬間だと思う。朝早く起きることは慣れれば気持ちの良いもので、毎朝のお勤めも、きっとばら色の美しい思い出になるに違いない。


From Walkers


そのA
オリンピックダムウラン鉱山を出発してから、早くも1ヶ月がたちました。感謝。ここまで無事にこれた事、多くの方の祈りに心から感謝しています。
巡礼が力強くアデレードを歩いている1ショットです。
Copyrighted by Moz
この写真の著作権は、Mozへ。
Mozのサイト: http://www.moz.net.nz/photo/2004/01/07-peace/ でも、他の写真をご覧いただけます。
アデレードの中央広場にて、真中で話しているのは、アデレード在住で西パプアの独立運動を支援しているニック。いつも皆の安全に気を配ってくれる、心の優しいウォーカーです。
Copyrighted by Moz
この写真の著作権は、Mozへ。
Mozのサイト: http://www.moz.net.nz/photo/2004/01/07-peace/ でも、他の写真をご覧いただけます。
アデレードに白人が入ってくる以前、山と海とに囲まれた美しいアデレードヒルと呼ばれる地域に住んでいた先住民の長老、ベロニカ小母さん。巡礼団を彼女の土地へ歓迎するため、わざわざ出迎えて下さいました。
Copyrighted by Moz
この写真の著作権は、Mozへ。
Mozのサイト: http://www.moz.net.nz/photo/2004/01/07-peace/ でも、他の写真をご覧いただけます。


その@
早朝歩き始めるウォーカーのシルエットが、真っ赤な朝焼けに映し出される
その日、また昇ってくる朝日を迎え、新しい一日に感謝の祈りを捧げる
ただ広くどこまでも続く砂漠と、真っ直ぐなハイウェイをひたすら歩きつづける巡礼者たち
行き交うトラックの運転手とも、すっかり顔なじみになって、
通り過ぎるたびに大きな激励のクラクションが響き渡るようになった
砂漠でのキャンプは、木陰が貴重である
大きな天幕や、ビニールシートを駆使して日陰をつくるのも、
荷物・設営を担当するグループの大切な仕事の一つである。
キャンプの設営は、一週間ごとに変わるグループが先回りして、疲れきった巡礼者を迎える準備をしている


写真&レポート@へ 写真&レポートAへ 写真&レポートBへ 写真&レポートCへ 写真&レポートDへ 写真&レポートEへ


国際平和巡礼トップへ イベント&最新情報 オーストラリアの日程 日本の日程 呼びかけ文 賛同のメッセージ
ご協力ください みんなの手形募集! リンク集 日記&BBS よくある質問です お問い合わせ